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[最終更新日]: 2024/08/06

矯正期間中の歯磨きのやり方

矯正期間中は歯磨きがしづらいものです。特に子供の場合、拡大床などの取り外しが可能な矯正器具であれば良いのですが、取り外しができない器具だとブラッシングがおろそかになりがちです。そのため、矯正中は虫歯や歯周病になりやすい環境となりますので、正しい歯磨きの方法を知って、お口の健康を守っていく必要があります。

鏡などを使用して確認

ブラケットやワイヤーが固定されていると、歯ブラシが届いているか確認がしづらいです。そのため、手鏡などを使って正しく磨けているか確認するのも一つの方法です。

歯磨き粉は控えめに

ブラッシングのときには歯磨き粉の量を控えめにしましょう。泡立ちすぎるとブラシが当たっているか確認できませんし、清涼感などで十分に磨けたと錯覚してしまうこともあります。

しっかりとうがいをする

ブラッシングが終わったあとは、食べかすなどを除去する意味でもしっかりとブクブクとうがいをしましょう。

磨きにくい場所について

矯正治療中に特に磨きにくい場所は、ワイヤーを通すブラケットという器具の周囲、奥歯にはめるバンドという器具と歯の間、歯と歯の間になります。意識してしっかりと歯ブラシが当たるようにしてください。

あると便利なアイテム

矯正治療中でも、いままで使用していた歯ブラシでかまいません。しかし、磨きにくい場合には、対応しているさまざまなアイテムがあります。

歯ブラシ

通常の歯ブラシで問題ありません。しかし、矯正治療中は、装置の上からゴシゴシ磨いたり、強い力で磨くと歯ブラシの毛先は早く傷みます。歯ブラシの状態を頻繁にチェックして、傷んできたらすぐに交換するようにしてください。

2列歯ブラシ

毛束が2列のタイプの歯ブラシです。通常より少しコンパクトになっていますので、一般の歯ブラシでは磨きづらい、叢生(重なり合って生えている歯や、複雑な生え方をしている歯)などに適します。装置を装着しているときでも細かいところが磨けます。

タフトブラシ

毛束が山型で一つになっているタイプの歯ブラシです。小さくできているため、歯1本1本の細かな部分とブラケット周りが磨きやすく、ほかの歯ブラシでは届かなかった細かな歯と歯の隙間や、歯肉と歯の堺目、ブラケット周りのブラッシングに適しています。

歯間ブラシ

歯の間や、歯と歯茎の間、矯正治療中はワイヤーの下や矯正装置の周りを磨いたり、食べカスを取るのに便利です。ただし、誤った使い方をすると歯茎を傷つけたりするので注意が必要です。

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