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[最終更新日]: 2021/03/03

子供矯正の種類を紹介

ここでは、子供の歯科矯正治療の種類を紹介しています。メジャーな床矯正から急速拡大装置、ワイヤー矯正、マウスピース矯正、ヘッドギア、機能的矯正装置など、さまざまな種類の治療方法をご紹介。それぞれの治療法の違いを比較してみましょう。

床矯正

床矯正は、マウスピースのような取り外し式の装置を用いて行われる子供矯正治療です。文字通りプレート(床)付きの装置を口に装着し、プレート中央のネジを段階的に回しながら顎の骨を側方へ拡大させていき、不正歯列と不正咬合を改善するためのスペース確保を目指します。適応年齢は3才~9才。「乳歯が生えそろう時期」から「永久歯への生え変わりの初期」に治療効果が得やすいといわれます。改善が期待できる症状は、上顎前突や叢生、反対咬合(受け口)など各種不正咬合。出っ歯や凸凹の歯並びを改善したい場合におすすめできます。

治療期間 2~3年(1日14時間以上装着)
費用の目安 一期治療:10万円~50万円程度
二期治療:20万円~120万円程度

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急速拡大装置

急速拡大装置は、思春期をむかえる13歳くらいまでの子どもに用いられる固定式拡大装置です。装置の真ん中にあるネジを回しながら、上あごのつなぎ目に圧をかけて骨格の幅を広げていきます。上下顎骨の健全な成長を促し、歯並び・噛み合わせなど種々の症状改善が可能です。固定式の装置であるため、子供が勝手に装置を取り出す心配がない、治療が計画通りに進みやすいなどのメリットがあります。改善が期待できる症状は、永久歯のスペース不足の改善、鼻腔拡大による鼻づまり、ぜんそく、いびきの軽減なども期待できます。

治療期間 1~3年程度
費用の目安 10万円~40万円程度

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ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、矯正装置をワイヤーでつなぎ弾線の力により矯正を促す伝統的な子供の歯列矯正法です。「マルチブラケット」「リンガルアーチ」「ペンデュラム」と3つの種類があります。それぞれの治療法の特徴やメリット・デメリットなどを比較してみましょう。

マルチブラケット

マルチブラケットは、歯の表面(又は裏側)にマルチブラケットとy呼ばれる装置を取り付け、ワイヤーを通して固定し、弾線の力により少しずつ歯を移動させていく矯正治療です。高い精度で歯の移動をコントロールできるのが利点。ベーシックな矯正法には豊富な治療実績もあり、上顎前突や上下顎前突、過蓋咬合、切端咬合、叢生(八重歯)など、一部の症状を除きほぼすべての不正歯列や不正咬合に対応できます。

治療期間 2~3年程度
費用の目安 70万~90万

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リンガルアーチ

リンガルアーチは、歯の裏側にワイヤーを通して固定する「舌側弧線装置」と呼ばれる矯正装置です。奥歯に輪っかをかけて固定源とし、弾線の力により歯に圧を加えながら、目的の歯を少しずつ移動させていきます。歯の裏側にワイヤーを通すため人から装置が見えにくい、歯に負担がかかりにくい、痛みも強くないなどのメリットがあります。改善が期待できる症状は、下の前歯が上の前歯より前に出ている「反対咬合」、歯列矯正後の後戻り防止などです。

治療期間 1年程度
費用の目安 3万円程度(弾線1本)

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ペンデュラム

ペンデュラムは、奥歯(6歳臼歯)を後ろに押し下げるための固定式装置です。矯正治療の初期に用いられ、ペンデュラムによりスペースを確保したのち、通常の矯正装置で歯並びを整えていきます。奥歯を押し下げてスペースを確保することにより、出っ歯、八重歯、前歯の凸凹などの改善が期待できるほか、ドライマウス、虫歯、歯周病など副次的な症状へも対応可能です。装置が表から見えないので、見た目が気にならないのも利点でしょう。

治療期間 要問合せ
費用の目安 35,000円~50,000円

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マウスピース矯正

マウスピース矯正は、マウスピース型の透明な装置を用いて行う新しいタイプの矯正治療です。「ムーシールド」「プレオルソ」「インビザラインファースト」「マイオブレース」「T4K」などの種類があります。それぞれの特徴と違いを見ていきましょう。

ムーシールド

ムーシールドは、乳歯列期(3~5歳前後)の反対咬合(受け口)に使用される装置です。透明、プラスチック製のマウスピースを歯に装着し、骨の成長に合わせて筋力を調整しながら、正常な歯並びへと導いていきます。メリットは睡眠時にも装着できること。子供が眠ったまま治療を行うことができます。改善が期待できる症状は前出の反対咬合です。反対咬合は上の歯より下の歯が前に出た状態で、放置すれば顔が曲がるなどの障害が起きる可能性があります。

治療期間 1年程度
費用の目安 50,000円~100,000円

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プレオルソ

プレオルソは、3歳~10歳(永久歯に生え変わる前の時期)の子供を対象に行われる矯正治療です。マウスピース型の装置を歯に装着し、子供の成長に合わせて顎の骨を広げていきながら、永久歯の生えるスペースを作ります。上下一体型のプレオルソは歯全体をカバー。出っ歯や反対咬合(受け口)、いびき、無呼吸などの症状に対応します。マウスピース式のため取り外しが簡単で痛みや違和感も少なく、お子様への負担が少ない点もメリットです。

治療期間 3ヶ月~
費用の目安 100,000~200,000(医院によって異なる)

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インビザラインファースト

インビザラインファーストは、乳歯と永久歯の交換期にある6歳~11歳を対象とした子供のための矯正治療です。取り外し式のマウスピース型装置を口に装着し、「顎の骨の拡大」と「歯列矯正」を同時に行います。従来の方法では別々の時期に行っていましたが、一つの治療で同時に進められるのがインビザラインファーストの特徴です。その他、装置が透明で見た目に抵抗がない、治療中は食事や歯磨きも普通に行える、通院が少なくてすむなどのメリットがあり、空隙歯列・正中離開(すきっ歯)の改善も期待できます。

治療期間 6ヶ月~1年半
費用の目安 35万円程度

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マイオブレース

マイオブレースは、オーストラリアで開発された子供のための早期矯正治療です。結果より原因にアプローチしていく手法が特徴的で、起きている間の1時間と就寝中のみマウスピースを装着し、成長に合わせて少しずつ顎の発達を促し、歯並びを整えていきます。対象年齢は5~15歳。おすすめのタイミングは5~8歳とされています。「抜歯せずに矯正できる」「治療中の痛みや煩わしさが少ない」「人に知られることがない」などがメリットです。

治療期間 2年程度
費用の目安 40万円程度

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T4K

T4Kは、5歳~9歳を対象とする子供用のマウスピース矯正装置です。マウスピース型の装置で口腔周囲筋(口周りや舌の筋肉)を鍛えて上下の顎の発達を促し、永久歯を正しい歯列へと導きます。最終的に歯並びの改善を目指しますが、その原因となる嚥下運動や、万病の元ともいわれる「口呼吸」の改善も期待できます。出っ歯、開咬、叢生、受け口(反対咬合)など、ほぼ全ての不正咬合が対象です。T4Kだけで対応できない場合は、部分的にワイヤー矯正を併用することもあります。

治療期間 6ヶ月~12ヶ月
費用の目安 100,000円~(医院によって異なる)

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ヘッドギア

ヘッドギアは、成長期の子供において、上顎の奥歯の位置調整に用いられるベーシックな矯正装置です。バンドと呼ばれる装置を口の中に装着してヘッドギアを固定し、さらにフェイスボーを装着してヘッドキャップを固定。上顎の過剰な成長を抑制しながら、奥歯を後方へ移動させていきます。奥歯の位置を後方へずらすことにより、永久歯の生えるスペースを確保できると同時に、上顎前突(出っ歯)の改善が可能になります。短い装着時間(1日に12時間程度)で高い効果を期待できるのがメリットです。

治療期間 1日10時間以上
費用の目安 100,000円~(医院によって異なる)

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機能的矯正装置

成長期の子供が矯正を行う場合、治療法のひとつとして機能的矯正装置が用いられています。筋肉の動き(噛む力)を利用して上顎・下顎の成長促進、成長抑制を促すのが特徴。「バイオネーター」や「ツインブロック」といった種類があります。それぞれの治療法の違いを見てみましょう。

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バイオネーター

バイオネーターは、子供の上顎前突や過蓋咬合などに用いられる取り外し可能な機能的矯正装置の一種です。上顎前突、すなわち「出っ歯」の改善に対して特に優れた効果を発揮できるといわれています。取り外しできるため、食事や歯磨きがしやすい、汚れにくい、虫歯になりにくいなどのメリットがあります。治療では装置を口に入れるため異物感はありますが、痛みはありません。装置の取り外しも子供自身で行えます。

治療期間 3年
費用の目安 750,000円程度

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ツインブロック

ツインブロックは、下顎を前方へ成長促進するための機能的矯正装置の一つです。Drクラークにより発案されました。一定期間、矯正装置を口腔内に装着し、交代した下顎を前方へ誘導し、上顎前突(出っ歯)の改善を目指します。対象は成長発育期の子供であり、成長期を終えた大人には適さない場合が多いです。ツインブロックは上下顎分離型で、装着するプレートが上下に分離されています。従って、他の装置に比べて快適性においてアドバンテージがあります。

治療期間 1年6ヶ月程度
費用の目安 650,000円~680,000

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悩みから逆引き!
子供矯正の治療方法

子供の歯科矯正にまつわるさまざまな症状と悩み。それぞれに対応する治療方法をピックアップしてみました。悩みから逆引きすることで、お子さんに合った治療方法をスピーディーに見つけることができます。

ではさっそく、お子さんの悩みから治療法を調べてみましょう。

子供が口呼吸をしている

子供の頃から口呼吸をする癖を身に付けてしまうと、「舌」が本来あるべき位置より下がってしまい、歯並びに悪い影響を及ぼす可能性があります。これに対応可能な治療法は「急速拡大装置」です。急速拡大装置は取り外し可能な固定式の拡大装置で、上顎の骨を側方へ拡大させることができます。そして上顎の拡大により鼻腔と気道が広がり、鼻呼吸もしやすくなります。

前歯が飛び出している(上顎前突)

前歯が飛び出している症状は上顎前突、すなわち「出っ歯」のことです。出っ歯を放置すれば、口の中が乾燥してしまうドライマウスになったり、顔に衝撃を受けると歯が折れやすかったりと、将来的な弊害が考えられます。これに対応できる治療法は、可撤式(はめ外し式)装置の「床矯正」、高い精度で歯の移動をコントロールできる「マルチブラケット」、透明で目立ちにくい「マウスピース矯正」、機能的矯正措置の「バイオネーター」「ツインブロック」などです。治療法の選択肢は豊富ですが、実際に用いられる治療法は原因によって決まります。

噛み合わせが深い(過蓋咬合)

上の前歯が下の前歯に必要以上に覆いかぶさっている状態は「ディープバイト」と呼ばれています。噛み合わせが深いため放置すれば下顎の動きが制限され、顎関節症になりやすいなどの悪影響があります。対応可能な治療法としては「バイオネーター」があります。バイオネーターは機能的矯正装置の一種で、下顎の前方への成長を促す装置です。成長期(6歳~12歳)の子供に使用すれば効果を発揮できるといわれています。出っ歯の改善にも役立ちます。

歯が凸凹になっている(叢生)

子供の歯並びが凸凹になる状態は、「叢生(そうせい)」と呼ばれる不正咬合の一種です。顎の骨が未発達で歯の大きさとのバランスが悪く、かつ乳歯が早い時期に抜けてしまうなどの理由で起きます。プレート(床)付きの拡大装置である「床矯正」を使用すれば、顎の骨を側方へ拡大させ不正咬合を改善するためのスペースを確保することができ、歯の凸凹も改善可能です。

前歯が閉じない(開咬)

奥歯が噛み合っているのに“前歯が閉じない”状態は、「開咬」と呼ばれる不正咬合の一種です。子供の開咬は、幼い頃の指しゃぶり、舌の悪習癖、咬む力が弱いなどが原因で起きます。対応可能な矯正治療法にはマウスピース矯正の一種「T4K」、ワイヤー矯正の一種「マルチブラケット」があります。マルチブラケットは、永久歯が生えそろって以降の2期治療で用いられます。

上下反対の噛み合わせ(受け口・反対咬合)

上下反対の噛み合わせは、下の歯が上の歯に被さるように噛み合っている状態です。通常は上の歯が下の歯に被さりますが、その逆になっており、この状態は受け口・反対咬合・下顎前突と呼ばれます。対応可能な治療法には、弾線の力により下の前歯を押し出すことができるワイヤー矯正の一種「リンガルアーチ」や、乳歯列記(園児)に使用することで受け口の改善が可能なマウスピース矯正の一種「ムーシールド」があります。

イビキがひどい

子供のイビキがうるさい原因はさまざまなものがありますが、その一つに舌根沈下があります。舌根沈下は文字通り、舌の位置が通常より低い位置に降下している状態です。放置すれば気道が圧迫され、ますます症状を悪化させてしまう可能性があります。これに対応できる治療法は、マウスピース矯正の一種「プレオルソ」です。プレオルソは歯並びや噛み合わせを改善に導く装置ですが、いびきの原因となる舌根沈下を防ぐ効果も期待できます。

すきっ歯(空隙歯列・正中離開)

子供のすきっ歯は、空隙歯列・正中離開と呼ばれるもので、前歯と前歯の間、奥歯、歯全体に隙間が見られる状態です。放置すると、会話の際の発音に支障が出たり、隙間に食べ物が詰まって虫歯や歯周病になりやすいなど悪影響があります。対応可能な治療法には、マウスピース型の一種「インビザラインファースト」があります。インビザラインファーストは乳歯と永久歯の交換期(6歳~11歳)を対象とした子供の矯正治療です。「顎の骨の拡大」と「歯列矯正」を同時に行えるメリットがあります。

上下の前歯の先端が当たってしまう(切端咬合)

歯を噛み合わせたとき時に上下の前歯が丁度あたる状態は「切端咬合」と呼ばれるもので、不正咬合の一種です。放置すると、歯に必要以上の負担がかかり、歯の先端が欠けたり削れたり、下の歯が脆くなる可能性があります。対応可能な治療法としては、ワイヤー矯正の一種「マルチブラケット」があります。マルチブラケットは高い精度で歯を動かせるのが特徴で、切端咬合以外にも上顎前突、上下顎前突、叢生、開咬、過蓋咬合などの症状にも対応可能です。

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